乾いた建築

あるお客様からCDをいただきました。


『西島さん、何かの役に立つかもしれないから、


聞いてみたら・・・』と。



それは、五木寛之氏の講演の様子でした。


日本は12年連続自殺者3万人を超えています。


これって、ものすごい数字ですよね。


あわら市が12回全滅したようなもの。


その因果関係を五木氏なりの思いを述べているのですが、


そのなかで、興味深いことをおっしゃっていました。


『建築が湿式から乾式に変わってきたと同時に、


心も乾いてきている。雑巾でも乾けば軽くなる。


命も乾いてきているから、軽くなっているのだ。(中略)』


五木氏ならでは、というのもあり、すごく考えさせられました。


弊社だって、乾式に重点をおいた建築をしてきました。


それがすべて悪いわけではないけれど、もっと心の通う


建築、経営にこだわる必要があると改めて思います。