母の味伝承

お盆に実家に帰ったら、母が


『ちょうどいいときに帰って来たわ。今、押し寿司作るでぇ、手伝ってぇ。』と。


うちの実家のほうでは、笹寿司ではなく、柿の葉寿司でもなく、ほおばすしでもなく、


いまだに名称は定かでないのですが、俗に「はっぱの寿司」といわれている


ものが名産なんです。


作り方はいたって簡単。


大きな寿司のはっぱに、酢飯、酢につけておいた鱒、ハリしょうがをのせて、包んで、一晩重石をしておきます。


でも、とっても素朴でおいしいんですyo


まさに、「おふくろの味」ですね。


母はこの味をわたしに覚えさせたくて、このお盆に手伝わせたのかもしれません。


母の思いが、心にしみます。